2017年3月14日火曜日

医学部のAO入試

医学部のAO入試についてご存知でしょうか? もし知らなければ、あなたの医学部への合格の可能性をかなり狭めているかもしれません・・・ ぜひ、国公立・私立に関わらす、、医学部を目指している方は、AO入試も選択肢の1つに入れてみることをおすすめします。 では、医学部のAO入試について、見ていきましょう! ※「そもそもAO入試って何?」という方はコチラ⇨AO入試ってなに?
  1. ・国公立大学医学部AO入試がとても有利になる「地域枠入試」とは?
  2. ・「地域枠入試」の出願資格と注意事項
  3. ・医学部AO入試の5つの特徴
  4. ・浪人生でもAO推薦入試を受験することができる大学がある
  5. ・国公立・私立医学部AO入試採用大学一覧
  6. ・AO入試 出願資格
  7. ・さいごに

・国公立大学医学部AO入試がとても有利になる「地域枠入試」とは?

国公立大学医学部AO・推薦入試は、一部を除いてセンター試験と面接・小論文による個別試験によって行われます。

また、平均的な倍率は3倍弱~4倍強です。
しかし、中には評定平均値で4.3以上を求める大学もあります。

 さて、国公立大学医学部AO・推薦入試の一部に「地域枠」というものがあります。
 これは県や市などの自治体が設定する奨学金を受けることが前提となっている枠のことです。

 奨学金の金額は学費+生活費でだいたい月額10万円程度というところが多く、この制度を利用すれば無料で、アルバイトをせずに大学を卒業することができます。
 そのため、家庭的に裕福でなくも、医学部に合格できる可能性が高くなり、かつ入学後の学費についても心配がいりません。

・「地域枠入試」の出願資格と注意事項

“地域枠入試”の出願時のおもな資格や要件としては、

 1 受験生の出身地が各大学が定める地域にあること(定めない場合もある)。 

2 受験生の高校時などの学力が、各大学が定める条件をクリアしていること。 

3 合格した場合、入学を確約できること。

4 医師国家試験に合格した後、大学が指定する研修病院で卒後臨床研修を受け、その後も一定期間(おおむね卒後臨床研修[前期・後期で合計4年間]+その後5年間の計9年間)、大学や各都道府県が指定する医療機関で医師として働くこと。

 などがあげられます。

 注意するのは、4の事項です。
つまり、地域枠入試は卒業後決められた期間(大抵9年間)を自治体が指定する医療機関(地域医療または医師の少ない診療科)で働く必要があり、キャリア選択の自由が少なくなってしまうのが欠点です。 

自由度の幅は自治体ごとに異なります。
例えば、連続した9年間を拘束するのではなく、留学や他県への研修に行く期間を許している自治体もあります。 そのため、卒後のプログラムの充実度も異なりますので、出願前に調べておく必要があるでしょう。

・医学部AO入試の5つの特徴

1.試験の科目数が少ない  

私立大学の場合、一般試験は[英語・数学・理科・面接]が一般的です。
しかし推薦入試の場合は、「英語・数学・面接」「英語・数学・理科1科目」など試験科目の負担が少なくしている大学が多くあります。

 2.出身の県にある大学や現役生には有利  

先程も出てきた「地域枠入試」によって出身県にある大学は、合格に有利になることがあります。

また、推薦やAO入試では、多くの大学で出願する際の条件として[現役生][1浪生まで]という制限があります。 ただ、2浪以上の受験生もAO推薦入試を受験できる大学もなかにはあります。

 3.一般入試に比べ、かなり倍率が低い

 一般入試は10~15倍とかなりの高倍率です。 
一方で推薦入試は約5倍と一般入試に比べて低くなっています。

 しかし、倍率が低いからと言って一概に合格しやすい訳ではありません。
 ですが、受験の機会を増やすことで合格の可能性を高めることができます。

 4.評定成績が関係ない大学もある

 推薦入試は評定平均が基準値以上という大学が多いです。
しかし、中には評定平均が不問の大学もあります。
そのため、こまめに受験情報をしっかり収集することが大切です。

 5.小論文試験と面接試験が主に重視される  

私立・国公立大学にかかわらず、小論文と面接を課す大学がほとんどです。
医系受験の小論文と面接試験では、医療に携わる者としての適性を審査するため、さまざまな内容が出題されます。

そのため、各大学の傾向に合わせた対策が必要になります。英語や数学などの科目別の学科試験で高得点を取っても、小論文や面接試験の結果が良くなければ不合格となる人も少なくありません。

・浪人生でもAO推薦入試を受験することができる大学がある

推薦入試は、現役生のみ応募可能だと思っている受験生が多いです。

しかし、実は既卒生でも1浪または2浪までなら応募可能な大学がたくさんあります。 
推薦入試は一般試験の前倒しで実施されるので競争率も高く一般入試よりも難しいと言われています。
ですが、応募条件をクリアしている既卒生は積極的に受験することをおすすめします。

 実際、藤田衛生保健衛生大学などは多くの既卒生が推薦入試に合格しています。
 少しでも医学部に合格する可能性を拡げたい受験生はどんどんチャレンジすることをおすすめします。

 ただし、大学によっては専願制を採用している場合もあるので、受験校の推薦入試情報は前もってしっかりと確認することが必要です。

・国公立・私立医学部AO入試採用大学一覧

<国立>

 旭川医科大学(国立・北海道)

 北海道大学(国立・北海道)

 弘前大学(国立・青森)

 東北大学(国立・宮城)

 神戸大学(国立・兵庫)

 岡山大学(国立・岡山)

 広島大学(国立・広島)

 高知大学(国立・高知)

 大分大学(国立・大分)

 <私立> 

 順天堂大学(私立・東京) 獨協医科大学(私立・栃木)

 金沢医科大学(私立・石川)

・AO入試 出願資格

基本的に国公立大学医学部AO・推薦入試の出願要件は、
★学年
★地域
★評定
の3つに学校長の推薦を得られます。 

学年の制限は、地域の指定や、自治体奨学金の受給があるものほど、ゆるくなる傾向があります。 

次に、評定平均値ですが、評定平均値はどの大学も4.3以上が必要です。
そして、いつの評定が使用されるかというと
⚫現役生⇨3年生1学期までの平均値、
⚫浪人生⇨3年生の最後までの平均値 
になります。 

そのため、3年生1学期までの平均値が4.3に達さなくても、卒業まで頑張って4.3に達することができれば、1浪したときに受験する資格を得ることができるのです。


出願資格 例)東北大学AO入試Ⅲ期 【大学入試センター試験を課す】 (教育学部・法学部・経済学部・医学部医学科・医学部保健学科・歯学部・薬学部・工学部・農学部)
医学部医学科 (1)出願資格,出願要件及び出願基準 出願資格 次のいずれかに該当する者とします。 ① 高等学校又は中等教育学校を平成 29 年 3 月卒業見込みの者(学校教育法施行規則第 93 条第3 項の規定に基づき,平成28 年度中に高等学校を卒業又は卒業見込みの者を含む。) ② 文部科学大臣が高等学校の課程と同等又は相当する課程を有するものとして認定又は指 定した在外教育施設の当該課程を平成 28 年 4 月から平成 29 年 3 月までに修了又は修了見 込みの者 出願要件 次のすべての要件を満たすこととします。 ① 本学医学部医学科での勉学を強く志望し,合格した場合には必ず入学することを確約できる者 ② 平成29年度大学入試センター試験において,指定する教科・科目を受験した者(16,17 ページ参照) ※ 本学は,平成 28 年度以前の大学入試センター試験の成績は利用しません。 ③ 次の教科・科目を履修した者又は履修中の者 1) 数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A及び数学B(理数科にあっては,理数数学Ⅰ,理数数学Ⅱ及び 理数数学特論) 2) 物理,化学及び生物のうち2科目以上(理数科にあっては,理数物理,理数化学及び理 数生物から2科目以上) ※ 上記科目を高等学校等で履修できない場合は,個別に判断します。 該当する者は,平成 28 年 12 月 9 日(金)までに入試課(26 ページ参照)に問い合わせ てください。 出願基準 ① 本学の教育目標を高い水準で達成できる十分な学力を有すること。 ② 本学の教育理念に照らし,人物的に優れていること。 以上の点で,学校長から高い評価を得ている者(志願者評価書は,学校長を通じて提出して もらいますが,提出できる志願者の人数は特に制限しません。) (2)選抜方 法 出願書類の内容,大学入試センター試験の成績,小論文試験及び面接試験の結果を総合して合格 者を決定します。 出願書類については,高等学校の教科成績のほか,学校内外の様々な学習成果や活動実績,資格 等(英語の資格・検定試験など)を評価します。 小論文試験では,論理的思考能力,独創性,表現力,作文能力,英文読解力などについて評価します。 面接試験では,出願書類の内容を参考にして医師としての適性や医学研究者としての適性を評価 します。
出典:東北大学「平成29年度募集要項」

・さいごに

国公立大学医学部AO・推薦入試の倍率は、医学部入試が過熱しているにも関わらず、この数年微増か横ばいで、ほとんど変化していません。 

その大きな要因としては学年、評定平均値に制限があることに加えて、近年増加した自治体奨学金による卒業後のキャリアの制限が原因になっていると考えられます。

また、評定平均値4.3を取ることができる学生は限られています。
そのため、この条件が緩和されなければ、志願倍率は今後も大きく増加することはないでしょう。 

対策においては、面接・小論文は難易度が高い大学もあり、大学ごとに出題傾向がバラバラですので、志望校に合わせた対策ができる先生、塾、予備校などで対策をしてもらう必要があります。

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2017年3月13日月曜日

AO入試ってなに?

  1. ・AO推薦入試って何?
  2. ・面接重視型と論文重視型
  3. ・AO推薦入試と推薦入試の違いって何?
  4. ・AO推薦入試と他の大学の推薦は併願できるの?
  5. ・AO入試のメリット
  6. ・AO入試のデメリット
  7. ・AO推薦入試を取り入れる大学は増えてきている
  8. ・AO推薦の難しさ
  9. ・さいごに

・AO推薦入試って何?



AO(アドミッションズ・オフィスの略)


「それぞれの大学が求める学生像」をアドミッション・ポリシーといいます。


AO推薦入試は大学側は、その大学を志望する受験生がアドミッション・ポリシーに合っているかどうかや、学びへの意欲や関心、適性を重視して選考する入試のことを指します。


選抜方法は大学ごとに異なりますが、いずれも強い志望動機が必要です。


この試験形式を初めて採用したのは慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパスです。


AO入試では、出願者の人物像を出願者の個性や適性を多角的に評価するために、一般入試よりも志望理由書、面接、小論文などが重視されます。


この試験の名称は様々です。
例えば、大学により自己推薦入試、公募推薦入試、一芸入試などありますが、これらは全てAO入試と同様の試験です。


またAO入試でも学力試験を受けなければならない場合があり、最低限の学力の確保としてセンター試験や大学独自の試験を課しているところも大学によってはあります。


・面接重視型と論文重視型



AO推薦入試は大きく分けて面接重視型と論文重視型があります。
どちらの場合でも、その大学の志望理由や入学後の目標などをまとめた志望理由書が必要になります。


AO入試では、受験生の人格や意欲や目標と、大学が求める人物像が合っているかをじっくりと審査されます。。そのため、しっかりと大学側が求める像というものを理解し、自分がその像に合っていることをアピールすることがポイントです。


・AO推薦入試と推薦入試の違いって何?



AO推薦入試と推薦入試の違いは、
「成績が基準であるか、そうでないか」
「高校の推薦がいるかどうか」です。


AO入試はその大学を志望する受験生がアドミッション・ポリシーに合っているかどうか、学びへの意欲や関心、適性を基準に選考します。


一方で推薦入試は大学側が出した条件(主に成績評定)を満たしている生徒が、高校の推薦を得て、受験します。


AO入試の場合、自己推薦入試という別名があるように、高校からの推薦を必要としません。一方で推薦入試は高校からの推薦がなければ受験することはできません。


推薦入試には、大きく分けて「公募制」と「指定校制」の2つがあります。


公募制推薦入試の場合、大学が求める出願条件を満たし、高校長の推薦が得られれば、高校を問わずに出願できます。


一方で指定校制推薦入試では、大学が求める出願条件を満たし、かつ、大学が指定した高校の生徒のみに出願資格があります。


私立大では「公募制」「指定校制」の両方を実施している大学が多いです。
多くの場合、高校の成績(評定平均値)と、面接・小論文などによる人物評価などによって、合否が決まります。
国立大は、原則として「公募制」をとっています。また、国立大の場合は、推薦入試であってもセンター試験を課しているところが多く見られます。


・AO推薦入試と他の大学の推薦は併願できるの?

私立大の指定校制推薦は専願、つまり併願はできません。
また、国公立大の公募制推薦も併願することもできません。


そのほかの公募制一般推薦・特別推薦入試およびAO入試は、一部の大学で併願が可能な場合があります。


ただ推薦・AO入試が不合格だったとき、同じ大学・学部の一般入試を受験することは可能です。

・AO入試のメリット

★多くの場合、志望理由書と面接で受験できる

★学力だけでは判定できない「個性」や学ぶ「意欲」をアピールすればOK

★成績だけで志望大学を選択する必要がない

★直接大学の先生と面接などを通して話ができるので、アピールがしやすい

・AO入試のデメリット

★エントリーから受験終了まで長時間かかる

★合格後の学習をきちんとしないと学力が低下し、一般入試組より劣るリスクが有る

★AO推薦入試の準備に時間がかかる

★入学後または将来、何をしたいのかがハッキリしない人は難しいかも

・AO推薦入試を取り入れる大学は増えてきている

私立大学の中では、今や推薦入試やAO入試によって入学した学生が過半数を占める大学もあるようです。


文部科学省によると、国公立大学でもAO入試は、2015年は71大学172学部だったが、2016年には75大学190学部へと増加。推薦入試も2015年は157大学433学部だったのが2016年には159大学448学部と増えました。


この増加の背景には、少子化に伴う受験生の減少が考えられています。
一般入試を受験する学生の多くが有名人気大学を目指すようになり、人気の高い大学とそうでない大学の間で二極化が起こるようになってきました。


そのような中で偏差値とは違う形で大学の魅力をアピールし、少しでも多くの入学者を確保するために高校の成績評定が必要でなかったり、一般入試よりも早く合否が決定するAO入試を取り入れる大学が増えていると言われています。


そのため、AO入試で合格した場合はその学校に入学することが条件となる「専願入試」を行っている学校も少なくありません。


確実に入学者を集められるメリットを考えて大学側は、推薦入試やAO入試の増加につながる大きな理由となっているのでしょう。


・AO推薦の難しさ

AO入試の難易度を客観的に表すのは難しいですが、
★倍率
★受ける大学
★選考方法
によります・


例えば、いくつかの方式が学部ごとにありますが、慶應義塾大学のAO入試はどうなっているか?というと、総じて共通している選考方法が面接、小論文、グループディスカッションです。


また、全ての大学に共通というわけではないですが、こういった試験を実施している大学はある程度多いと思います。


慶應というと、誰もが憧れる大学かもしれませんが、一半入試で入ろうと思ったら相当難しいですから、やはりAO入試などで合格を試みる人もいます。


それが成功するか?は分かりませんけど、可能性としてはAO入試の方が高いと言える人もいると思うんですよね。


AO入試の難易度は当然慶應は難しいと思います。
また、大学のレベルが下がっても、そこまで簡単にはなりづらい印象です。


なぜなら、AO入試の試験内容というのは、明確な評価基準があまりないからです。
慶應の場合でも挙げましたが、面接、小論文、集団討論などが例としてありますが、これらの具体的な対策法はありません。


どうやったら合格点をとれるのか?
評価してもらえるのか?


この必勝法のようなものが明確にないのです。
つまり、何をどう努力すれば合格率が上がるのかが分からないのです。


一方で、一般入試ではその大学、学部別の合格最低点を調べて、過去問を解いて、できないところを勉強をしていく必勝法があります。


また、推薦入試や指定校推薦についても
校内での評定平均を上げるために定期テストで高得点を取る。つまり定期テストの勉強をしっかり行って、評定を上げれば良いという必勝法が同じく存在します。


しかし、AO入試で行われるものには、そういった明確でわかりやすい対策方法がなかなかないです。つまり、その分、対策をするのも合格をするのもなかなか難しいと判断できます。


・さいごに


AO推薦入試を受ける場合は、実際に自分が大学に入って、もっと言えば将来何をしたいのか、そして、自分が目指す人物像が大学が求めるアドミッション・ポリシーとマッチするかをしっかりと検討することが大切です。
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