2017年3月16日木曜日

上智大学 推薦入試

今回は上智大学の推薦入試について見ていきましょう!

推薦入試と聞けば、優秀な人しか入学できないと思われていませんか?

そんなことはありません。

推薦入試の1つで、倍率が高いと思われがちな上智大学の公募制推薦入試は、1.1倍から2倍程度という非常に低い倍率となっているのです!

そのため、しっかりと準備して臨めば、極めて合格の可能性が高いという特徴があります。

では、このチャンスを掴むためにも、上智大学の推薦入試について見ていきましょう!
  1. ・上智大学の推薦入試一覧
  2. ・公募制推薦入試の概要
  3. ・指定校推薦の概要
  4. ・上智大学の指定校推薦の枠がある学校
  5. ・2つの推薦入試対策
  6. ・過去に上智の推薦入試で出た小論文テーマ

・上智大学の推薦入試一覧

上智大学には

★公募推薦入試
★指定校推薦入試

の2種類があります。

指定校推薦は、高等学校の学校長の推薦を受け、大学側が提示する要件をしっかり満たしていれば、あとは当日の試験を普通に受ければ合格します。

また、倍率が高いと思われがちな上智大学の公募制推薦入試の倍率は、1.1倍から2倍程度という非常に倍率が低く、しっかりと準備して臨めば、極めて合格の可能性が高いという特徴があります。

上智大学の公募推薦の倍率が低い理由としては、11月初旬の出願の段階で、公募制推薦入試に合格した場合は入学を確約しなければなりません。そのため、上智大学以上の大学の選択肢を残したい受験生は、公募制推薦入試を受けない傾向にあるからです。

また、学部・学科にかかわらず、主な出願条件として
①外国語の資格である英検2級または、TOIEC550または、TOFEL42のいずれかのスコアを所有していること(学部・学科によって異なるので、募集要項を要確認)
②学校の成績である評定平均4.0以上(こちらも学部・学科によって異なるので、要確認)
の2つがあります。


そのため、これらの条件を満たさない受験生はもちろん公募制推薦入試を受験することができません。

一方で、これらの出願条件を満たすことができている受験生は、上智大学の合格を手にする可能性が大幅にアップします。

上智大学の最難関学部として有名な上智大学国際関係法学科は昨年度、11名中10名が合格するなど、とても高い合格率になっています。募集枠は、全体で540名と、極めて大きな募集枠といえるでしょう。

そのため、上智大学の公募制推薦入試を視野に入れることをおすすめします。

・公募制推薦入試の概要

<公募制推薦の目的>

公募制推薦では、高等学校在学中の学習成績、課外活動、社会活動など、1回限りの学力試験では評価することが難しい受験生の資質・能力を見極めるために行なっております。


その審査内容としては、高校が出してくれる調査書や自らをアピールする自己推薦書、レポートなどの特定課題で判断されます。

また、学科ごとの個別テストや面接によって、志望動機の強さならびに学力到達度や学科への適性を判断する仕組みになっています。

推薦を受ける高校は特定せず、全国から幅広く優秀かつ個性的な人材を募るのが公募制推薦の目的です。


出願することができる対象者としては日本の教育制度に基づく高等学校の第3学年に在学し、本学が第一志望で入学を確約できる者が対象です。

つまり、併願は不可能で、合格したら、必ず上智大学に進学することが求められます。

また、上智大学のではすべての学部・学科で募集しています。
志望学科は好きなものを選択できますが、1学科にのみの出願になっています。

<出願要件>

① 2017年3月に日本の教育制度に基づく高等学校を卒業見込みの者で、上智大学を第一志望とし、入学を確約できる者。
② 各学科の指定する科目を履修した者。
③ 各学科の指定する評定平均値を在学全期間を通じて満たす者。
④ 各学科の指定する外国語検定試験のいずれかの基準を満たす者。
※下の画像をご参照ください。
また、
・募集人数
・必修科目
・評定平均値の指定
を特に注意してご覧になってください。




出典:平成29年度 上智大学 入試要項

<出願期間・試験日程>

出願期間(Web):2016年10月11日(火)~2016年11月3日(木) 23:59
出願書類の提出期限:2016年11月4日(金)当日消印有効

試験日程:2016年11月26日(土) 学科ごとの個別テスト・面接

合格発表:2016年12月9日(金)


<試験内容>


出典:平成29年度 上智大学 入試要項


<対策としての海外大学の併願>

おわかりのように、上智大の公募制推薦を受けるには、高校の成績が優秀であることが前提条件です。
また、課題活動・社会活動の成果なども重要になってきます。

そのうえでさらに求められるのが英語力です。
それもTOEFL iBT®Testのスコア提出など、明確な基準をクリアしないと出願が認められません。
英語の試験に関して、このような厳しい条件を課しているのが、上智大学の特徴の1つです。

かなりハードルが高いですが、実はこれらは海外大学への留学の際に求められることと非常によく似ています。
そのため上智大の公募制推薦への出願を検討する方の中には、海外留学に関心がある方も多いと思われます。

もちろん、一概に留学が良いとも言えませんが、少しでも興味があれば海外大との併願も視野に入れつつ、TOEFL iBT®TestやIELTSの勉強をしてみても良いと思います。

その対策自体が上智大学の入試対策にもなると思います。

・指定校推薦の概要

<指定校推薦の目的>

高等学校在学中の学習成績、課外活動、社会活動など、1回限りの学力試験では評価するのが資質・能力を、調査書や自己推薦書等、面接によって判斷します。


また、志願者の合否判定に際しては、指定校学校長からの推薦であることを尊重し、極力、入学を許可するとしています。


対象者としては高等学校3年次に在学し、本学を第一志望とする者が対象です。他大学との併願はできません。
また、公募制推薦入試とは違って、各指定校へは、学科単位で推薦を依頼します。
また、志望学科の任意選択はできません。

<出願要件>

次の(1)~(4)のすべての要件を満たした者
 (1)2017年3月に高等学校を卒業見込みの者で本学の推薦依頼学科を第一志望とする者(本人が志望する学科を選んだ動機が適切であり、当該学科履修の能力があると認められる者であること)
 (2)各学科の指定した科目を履修した者(該当学科のみ)
 (3)各学科の指定した評定平均値を在学全期間を通じて満たした者
 (4)各学科の指定した外国語検定試験のいずれかの基準を満たした者
 ※ 各学科の指定する要件については、入試要項を参照してください。
※ TOEFL、TOEIC、IELTSは、出願書類提出期限から遡って2年以内に受験したものを有効とします。


<試験内容>

高校側が発行する「高等学校調査書」や志望理由などを記入する「自己推薦書」、「面接」によって総合的に判断し、合否判定を行います。

<出願期間・試験日程>

出願期間:2016年11月1日(火)~2016年11月7 日(月)
試験日程:2016年11月27日(日)  面接
合格発表日:2016年12月9日(金)

・上智大学の指定校推薦の枠がある学校



⚫筑波大学附属高等学校

⚫東京工業大学附属科学技術高等学校 《理工1》

⚫青山学院高等部 《外国語(枠数は学校に確認)》

⚫足立学園高等学校 《理工1》

⚫郁文館高等学校 《経済1、理工1》

⚫郁文館グローバル高等学校 《外国語1、総合グローバル1、法1》

⚫江戸川女子高等学校 《(文、外国語、理工、経済)4》

⚫関東国際高等学校 《(外国語、国際教養)3》

⚫錦城高等学校 《文1》

⚫佼成学園女子高等学校 《法1》

⚫國學院高等学校 《理工3》

⚫国学院大学久我山高等学校 《理工3、文1、外国語1》

⚫淑徳高等学校 《文2、(外国語、総合人間科学、総合グローバル、法、経済、理工)1》

⚫城西大学附属城西高等学校 《理工1》

⚫城北高等学校 《理工1》

⚫成蹊高等学校 《法2、(経済、総合グローバル、理工)各1》

⚫成城高等学校 《理工3》

⚫成城学園高等学校 《(法、経済、文、外国語、理工)6》

⚫星美学園高等学校 《全3》

⚫大東文化大学第一高等学校 《理工1》

⚫帝京高等学校 《文2、総合グロ-バル1》

⚫東京都市大学等々力高等学校 《(枠数は学校に確認)》

⚫桐朋女子高等学校普通科 2

⚫日本大学第二高等学校 《法1、外国語1、理工2》

⚫日本大学鶴ヶ丘高等学校 《理工1》

⚫日本大学豊山高等学校 《(経済、理工)4》

⚫本郷高等学校 《経済1、理工2》

⚫武蔵野女子学院高等学校 《文1、総合人間科1、外国語1、総合グローバル1》

⚫明治学院高等学校 《理工1》

⚫学習院高等科 《法(枠数は非公表)》

⚫啓明学園高等学校 《総合グローバル(枠数は学校に確認)》

⚫世田谷学園高等学校  

⚫玉川学園高等部 《外国語1、理工2》

⚫東星学園高等学校 《神1》

⚫東京学芸大学附属国際中等教育学校 《(法、経済、総合グローバル)(枠数は学校に確認)》

⚫大妻多摩中学校 《法1、理工1》

⚫学習院女子中等科 《法2、経済1、外国語2、理工1、総合グローバル1》

⚫光塩女子学院中等科 《(カトリック校特別)2》


⚫品川女子学院中等部 《法1》

⚫頌栄女子学院中学校 《経済1》

⚫昭和女子大学附属昭和中学校 《文1、理工1》

⚫白百合学園中学校 《外国語1》

⚫高輪中学校 《理工3》

⚫東京都市大学付属中学校 《理工3》

⚫獨協中学校 《理工3》

⚫雙葉中学校 《外国語1》

⚫普連土学園中学校 《法1》

⚫目黒星美学園中学校 《神1》

⚫立教女学院中学校 《(法、理工、総合グローバル)3》

⚫鎌倉学園高等学校 《理工5》

⚫向上高等学校 《理工1》

⚫相模女子大学高等部 《外国語1》

⚫桐蔭学園高等学校 《文2、経済1、理工3》

⚫日本女子大学附属高等学校 《法2》

⚫日本大学藤沢高等学校 《理工1》

⚫平塚学園高等学校 3

⚫法政大学女子高等学校 《文1、法1、外国語1、理工2》

⚫山手学院高等学校 《(理工、文)2》

⚫カリタス女子中学校 《(総合グローバル、外国語、文、神)各1》

⚫湘南学園中学校 《理工3》

⚫湘南白百合学園中学校 《文1、カトリック校特別入試6》

⚫逗子開成中学校 《理工1》

⚫清泉女学院中学校 《全6》

⚫捜真女学校中学部 《理工2》

⚫聖園女学院中学校 《理工1》

⚫横浜女学院中学校 《(文、外国語、総合人間科)3》

⚫浦和学院高等学校 1

⚫春日部共栄高等学校 《外国語1、理工1》

⚫川越東高等学校 《理工2》

⚫昌平高等学校 《理工1》

⚫聖望学園高等学校 《理工1》

⚫星野高等学校 3

⚫浦和明の星女子中学校 《外国語1》

⚫市川高等学校 《法1、経済1、理工1》

⚫暁星国際高等学校 《(神学、外国語)2》

⚫国府台女子学院高等部 《(文、外国語)5》

⚫芝浦工業大学柏高等学校 《理工3》

⚫聖徳大学附属女子高等学校 《文3》

⚫千葉日本大学第一高等学校 《法1》

⚫東京学館浦安高等学校 《文1》

⚫日本大学習志野高等学校 《理工3》

⚫和洋国府台女子高等学校 《文1》

・入試対策

指定校推薦は基本的には、学校の定期テストや提出物などをとり、しっかりと評定を確保することが必要です。
また指定校推薦を受けるためには、校内推薦を勝ち取る必要があります

つまり、上智大学が出す要件を満たしていても、同じ学校で、あなたの評定を上回っている生徒が一緒に立候補した場合、そちらに校内推薦が渡される可能性があります。

そのため、なるべく高い評定を確保しておくことが大切です。


・面接・小論文(過去問)

<過去に上智の推薦入試で出た小論文テーマ>

⚫外国語学部英文学科:
「英米文学作品をひとつ読み、特に印象に残った箇所を取り上げて、その理由を述べなさい。」
(A4横書き・4000字程度)

⚫総合人間科学部社会学科:
「自己の行動が、どのように社会の影響を受けているか、例をあげて説明しなさい。」
(A4レポート用紙2枚程度)

⚫経済学部経済学科:
課題図書 ダイアン・コイル 著/高橋璃子 訳『GDP<小さくて大きな数字>の歴史』を読む。
(レポート提出は不要・課題図書の内容に関して面接試験の際に質問を行う)


<過去に上智の推薦入試で聞かれた面接の質問>

⚫最近きになる世界で起こっている社会問題はありますか?
⚫学校の勉強は難しいですか?



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