2017年3月24日金曜日

自己推薦書(志望理由書)の書き方をわかりやすく解説!書くためにやるべきステップとは?

はじめに、自己推薦書と志望理由書はおなじ意味です。

では、AO入試の時の書類審査で必要になる自己推薦書(志望理由書)にはいったい何を書けばいいのでしょうか?
それを見ていきましょう!

・自己推薦書(志望理由書)って何?


推薦入試やAO入試で出願の際に提出する志望理由書は、その名の通り、入学を志望する理由をまとめた書類。大学によっては「自己推薦書」「エントリーシート」などと呼ばれることもあります。大学側は、この志望理由書をもとに受験生の適性や意欲、目的意識、人柄などを見て、AO入試の場合は求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合うかどうかもチェックされます。

・面接の際にも、自己推薦書(志望理由書)がとても大切になってくる!?


大学側に自分をアピールする最初のチャンスであるだけでなく、面接でも志望理由書の内容から質問されることが多いため、合否を左右する書類だと言っても過言ではありません。志望校への合格をつかむために、自分の強みを効果的に伝え、試験官の心に響く志望理由書を目指しましょう。

・自己推薦書にはいったい何を書けばいいの?

大学は、高い意欲と明確な目標を持っている学生に入学してほしいと考えています。それを踏まえ、志望理由書では入学の動機と意志をしっかり述べましょう。

そこで、自己推薦書を書く時に、必ず含めるべき3つのポイントを紹介します!
ポイントは、

①入学を志望する動機

「なぜこの大学・学部学科に入りたいのか」「入学を志望したきっかけ」を明確に伝えましょう。
高校までに取り組んだことや自分の考え、志向などをもとに、その根拠をしっかり示しましょう。

②入学を志望する意志

「志望大学・学部学科のどこが魅力なのか」「入学後にやりたいこと、身につけたいこと」を伝えましょう。
大学や専攻する学問への理解度が深いことをアピールしましょう。

③卒業後の展望

「将来の夢や就きたい仕事・職業」「その仕事で実現したいこと」を伝えましょう。
大学での学び・経験と絡めて書きましょう。

そして、①~③を「大学が求める学生像」を踏まえた上で、自分がいかに志望校にふさわしいかを伝えることも大切です。

・高校の時の活動や経験をしっかり入れるとポイントアップ!

自分の将来の夢や、その学校を志望するようになったきっかけのネタに「高校までに頑張ってきたこと」「高校での経験」を含めると説得力が増します!

もちろん、中学校での経験でもOKです!
とにかく自分がその夢や学校を目指すきっかけをしっかりと伝えることが大切です!
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例)夢:幼稚園の先生になること

もともと習い事で水泳をやっており、ある日、コーチが不在だったことで、私が中学生のとき、小学生の小さい子供に泳ぎ方を教えたのがきっかけでした。


そのあと、私は職場体験があり、気になっていた幼稚園の先生の体験をしてみたかったため、卒園した幼稚園に行きました。

最初は、泣いた子どもを慰めたり、ケンカした園児同士を仲直りさせるのが大変でしたが、そのようなことを乗り越えて少しずつ成長していく子供達の姿をみて、私は幼稚園の先生になることを決心しました。

そして、◯◯大学では、かねてから教育学部の・・・・

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のような感じで、なるべく「具体的に」体験を踏まえて、将来の夢や、その大学を志望する理由を述べると、ポイントがアップします!

ぜひ、意識してみましょう!

・「その大学・学部学科でしかできないこと」を具体的に盛り込む


面接中、志望理由を聞かれて、答えた際に
「他の大学でもできませんか?」
と聞いてくる面接官は多いです。

そうならないよう、その大学・学部学科でしかできないことを自分なりに考えて入れてみましょう。
「この先生の講義を受けてみたいです!」など、具体的なことを言えるとポイントアップです!

・自己推薦書(志望理由書)を書く前に行う3つのステップ


いきなり、「自己推薦書」を書こうと思っても何から書けばわからないと思います。
そのため、まずは書き始める前にやる3つのことをご紹介します!

①高校(過去の)自分の体験や活動を書き出してみる


まずは何も考えないで過去の自分の経験や活動を書き出してみましょう!
部活や習い事などなんでもOKです。

大会などで上位の成績を残したなど細かいことをどんどん書き出してみましょう!

②大学が求める人物像をしっかりと分析しよう


AO入試とは大学が求める人物像と一致する生徒を合格させる試験です。
そのため、しっかりと大学側が求める人物像を理解する必要があります。

やり方としては、志望大学の募集要項をネットで調べれば、「推薦入試の目的」「推薦入試の概要」などという項目があるので、そちらを読んでみてください。

そして大学側が

「どんな目的で推薦入試を採用しているのか」
「どんな人物を要求しているのか」
を意識して読んでみましょう!

そうすることで、大学側があなたに求めるものが見えてきます。

そして、必ず、自分が気づいた点は紙にメモしておきましょう。
自己推薦書を書く時に必ず役に立ちます。

③①と②をマッチングさせよう!

最後に、①で行なった過去の自分と②で行なった大学の求める人物像でマッチングするネタをしぼりましょう。
また、マッチングをむりやりできないか試みることも大切です。

そうすることで、違った視点で、見ることができる可能性があります。

・自己推薦書の基本的な書き方・構成

基本の構成は「自分のこと」→「志望校のこと」→「将来の夢・目標」になります。

基本的には、

①中学や高校での自分の経験・活動
②その経験を踏まえての、その大学への志望理由
③自分の夢・その夢を叶えるための志望大学への進学の重要性

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簡単な例)

①私は中学の時、職場体験で幼稚園に行きました。
それで幼稚園の先生になりたいと思いました。

②◯◯大学の△△学部の✕✕学科では、・・・・・という特徴があり、私はその点が素晴らしいと思いました。

③私の将来の夢である「幼稚園の先生」を叶えるためには、・・・なので◯◯大学の△△学部の✕✕学科への入学を強く望んでいます。
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という流れです。
あとは、それぞれに肉付けをします。

もう1つのパターンとしては、

①将来の夢
②中学・高校でのきっかけとなる出来事
③その大学を志望する理由

があります。
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簡単な例)

①私の将来の夢は幼稚園の先生になることです。

②きっかけは私は中学の時、職場体験で幼稚園に行ったことでした。

③◯◯大学の△△学部の✕✕学科では、・・・・・という特徴があり、私はその点が素晴らしいと思いました。私の将来の夢である「幼稚園の先生」を叶えるためには、・・・なので◯◯大学の△△学部の✕✕学科への入学を強く望んでいます。
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人によってはこちらの方が書きやすいと思います。

自分が書きやすいパターンで書くようにしましょう!


・文章を書く際に気をつけること


・一文を長くしすぎないこと

一文を長くしすぎないようにしましょう。
一文に1つの意味というイメージで行きましょう。

例)
私がこの大学に進学して~をして、△△をがんばって、◯◯を叶えたいです。⇨NG

私は、進学ができたら、まず~をします。また、△△にもしっかり取り組みます。
そして◯◯の夢を叶えたいです。

・誤字・脱字はNG


誤字・脱字は相手に最悪の印象を与えます。
また、修正ペンや修正機での修正もよくありません。

しっかりと下書きを作成し、慎重に書きましょう。

・段落は3段落構成が良いです


段落は、多すぎても少なすぎてもいけません。
しっかりと適切に段落を設けることが大切です。

・文体を統一する


「だ・である」「です・ます」が混在しないようにしましょう。
どちらでもOKですが、統一しましょう。

・自分のことは「私」、志望大学は「貴学」とする


自分のことは男性でも「私」と書くのが普通です。また、志望大学のことは「貴学」、専門学校の場合は「貴校」と敬称で書きましょう。身内のことを書く場合は「お父さん」「お母さん」ではなく、「父」「母」です。

・話し言葉や略語、ら抜き言葉は使わない


「やっぱり」「ちょっと」「~みたい」などの話し言葉は避け、「やはり」「少し」「~のようだ」などの書き言葉にしましょう。略語も使わない方が望ましく、「部活」は「部活動」、「○大」は「○○大学」とし、大会名なども正式名称で書いてください。また、「受けれる」「出れる」などのら抜き言葉もNG。正しくは「受けられる」「出られる」です。

・字数稼ぎで⑤同じ言葉やまわりくどい表現は使わない


「私は~」「~と思います」などの言葉は使いやすいですが、同じ言葉ばかりを使うと単調になりがちです。できるだけ書き分けて、文章のリズムに気を配りましょう。また、志望理由書はシンプルな文章のほうが伝わりやすいため、倒置法や体言止めなど文学的で直接的に伝わりにくい表現は避けましょう。

<チェック項目>

□誤字・脱字はないか

□決められた字数内にまとめられているか、また短すぎないか

□「ですます調」と「である調」が混在していないか

□校名、学部学科名、人名、引用事項などを正しく書いているか

□修正液・修正テープを使っていないか

□字は丁寧に、はっきりと書いたか

□下書きの鉛筆は丁寧に消した

□志望校が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に沿っているか

□記載漏れはないか


以上で自己推薦書の書き方は終わりです。
ぜひ、参考にしてみてください!

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